『VB1000』にも適用される可能性のある規制について
水系高機能洗浄剤『VB1000』は、化学物質フリー、PFAS不使用、法令非該当といった多くの特徴を持ち、従来の洗浄剤が抱える規制リスクを大幅に低減しています。
しかし、特定の規制においては注意が必要な側面も存在します。ここでは、その点についてご説明します。
1. リン規制:ミネラル由来のリン含有
『VB1000』は水と微量のミネラルのみで構成されています。このミネラルには、「リン」が含まれています。
リンは、河川や湖沼に流入すると富栄養化の原因となり、アオコや赤潮を発生させる要因の一つとなるため、排水中のリン濃度には規制が設けられています。
- 『VB1000』の特性: 『VB1000』に含まれるリンは、化学物質由来の有機リン化合物では無く無機リンを使用しています。『VB1000』を大量に使用・排出する際には、リン濃度の規制に抵触する可能性があります。
このため、大量の排水を伴う運用をされる場合は、排水基準をご確認いただき、必要に応じて希釈するなどの対応が求められます。
2. COD値の規制:還元性ゆえの「見かけ上の高さ」
『VB1000』の持つ特性の一つが、極めて高い「還元性(抗酸化力)」です。
しかし、この還元性の高さゆえに、一般的な排水の水質指標である**COD(化学的酸素要求量)**を測定した場合、高い数値が検出されることがあります。
- 『VB1000』の特性: COD値は、水中の有機物など汚濁物質を酸化分解する際に消費される酸素量を示す指標です。COD測定時に使用される強力な酸化剤が、『VB1000』の強い還元力と反応してしまうことで、見かけ上の数値が増加するのです。
この高いCOD値は、環境を汚染しているわけではありませんが、行政機関や公共の排水基準に抵触する可能性があります。このため、排水時には、水で希釈するなどの簡単な対応をお願いしています。
詳しくは よくある質問ページに https://vb1000.jp/faq/

