PFAS規制で洗浄工程はどう変わるのか―「使えるか」から「説明できるか」へ―
REACH規制におけるPFAS包括制限は、現在も最終決定前の段階にあります。ただし直近の動きを見ると、議論はすでに「規制するかどうか」から「どの用途をどの条件で継続するか」という実務的な検討段階へと進んでいます。
特に社会経済評価(SEAC)では、「代替の有無」「技術的・経済的実現可能性」「影響の大きさ」などを具体的に示すことが求められており、単なる意見ではなく“根拠を伴った説明”が必要となる方向が明確になってきました。この変化は、洗浄工程にも影響します。
現時点でフッ素系洗浄剤が直ちに使用できなくなる状況ではありません。
しかし今後は、
・PFAS使用の有無や残留に関する確認
・排出・環境負荷に関する説明
・「なぜ代替できないのか」の整理
といった観点が求められる場面が増えていきます。
つまり、「使えるかどうか」ではなく、「使い続ける理由を説明できるか」が問われる方向に変化しています。
この変化を踏まえると、洗浄工程の検討は従来の性能評価に加えて、「説明可能性」も含めた視点で進めていく必要があります。
※本記事で述べた変化の背景となるPFAS規制やサプライチェーンの動きについては、以下の記事でも整理しています。
