よくあるご質問
Q
『VB1000』は水系高機能洗浄剤とありますが、一般的な水系洗浄剤とはどこが違うのですか?
A
『VB1000』は、従来の「水系洗浄剤」の概念を超える「水系高機能洗浄剤」です。一般的な水系洗浄剤が、洗浄力を高めるために界面活性剤や様々な化学添加剤を配合するのに対し、『VB1000』は水と微量ミネラルのみを原料とし、化学物質に一切頼ることなく優れた洗浄力を実現します。単に汚れを落とすだけでなく、以下の点で明確に差別化されます。
- 高い安全性と環境適合性:
界面活性剤、有機溶剤、PFASなどの有害物質を一切含まないため、作業者と環境への負荷を低減します。 - 優れた洗浄力:
独自の分子運動と電気エネルギーにより、油汚れや微粒子を物理的に剥離・分解し、精密洗浄や多様な素材への対応を可能にします。 - 多機能性:
洗浄効果に加え、広範な菌やウイルスの活動抑制、高い消臭性能を同時に兼ね備えています。 - 運用メリット:
引火性ゼロ、消防法対象外、簡便な排水処理、防爆設備不要など、導入から運用までの様々なコスト削減に貢献します。これらの「高機能」により、『VB1000』は単なる洗浄剤ではなく、現場の安全、環境、コスト効率を改善する次世代のソリューションです。
Q
『VB1000』の主成分は何ですか?化学物質は一切含まれていないのですか?
A
『VB1000』は、水と微量ミネラルのみを原料としています。界面活性剤、有機溶剤、PFAS(有機フッ素化合物)、アルコール、リン酸、重金属、環境ホルモン、苛性ソーダ、シンナーなどの化学物質は一切含んでおりません。徹底した化学物質フリーを実現しています。
Q
強アルカリ性(pH12)とありますが、なぜ皮膚への刺激や素材への影響が少ないのですか?
A
『VB1000』のアルカリ性は、苛性ソーダのような化学物質によるものではなく、水とミネラルの特殊な組成から生まれるものです。化学反応ではなく、高い浸透力、電気的反発力といった物理的な力で汚れを剥離するため、金属、樹脂、ゴムなどの多様な素材に腐食や変質を与えにくいです。
Q
どのような汚れに対応できますか?
A
油汚れ(切削油、動植物油など)、微粒子(金属粉、研磨粉など)、タンパク質汚れ、皮脂汚れなどに高い洗浄効果を発揮します。分子レベルで汚れを剥離するため、複合的な汚れにも効果的です。(※ タービンオイルやグリースのような粘度の高い油汚れは、加温するなど洗浄条件を最適化することで、より高い洗浄効果を発揮します)
Q
『VB1000』で洗浄できない汚れはありますか?
A
基本的に水に溶けない、固着した鉱物系のスケールや、特定の塗料、接着剤など、化学反応や物理的な剥離では難しい汚れには限界があります。また、純粋なサビ取り剤ではありませんが、酸化を抑制する効果はございます。
Q
保管や輸送に特別な規制はありますか?
A
『VB1000』は引火性がなく、消防法上の危険物にも、毒物劇物取締法にも、PRTR法にも非該当です。そのため、特別な保管設備(防爆倉庫など)や、輸送に関する厳しい制限はございません。これにより、保管・輸送コストや管理負担を大幅に削減できます。
Q
加温することで洗浄力は向上しますか?
A
はい、『VB1000』の成分の99%以上は水で構成されています。一般的に水は加温することで、洗浄力は向上します。水の場合、水温が10℃上昇するごとに洗浄力は約2倍になり、98℃では常温の約64倍もの洗浄力を発揮するとされています。
Q
既存の洗浄設備で使用できますか?
A
はい、多くの既存の洗浄設備(超音波洗浄機、スプレー洗浄機、浸漬槽など)でご使用いただけます。腐食性がないため、設備への影響も心配ありません。ただし、最適な洗浄効果を引き出すためには、対象物の種類や汚れの度合いに応じて、温度や時間などの条件調整が推奨されます。
Q
水系高機能洗浄剤『VB1000』のCOD値が高く表示されますが?
A
『VB1000』のCOD値は一般的な測定方法で測定した場合高いCOD値が検出されることがあります。
一般的な工業用水では10~50 mg/L程度、汚濁水では100~1000mg/Lになることもあります。
ただしこの数値は、一般的な有機汚濁物質が原因で発生するCOD値とは性質が異なります。
COD(化学的酸素消費量)とは、水中の有機物など汚濁物質を酸化分解する際に消費される酸素量を示す指標です。
一般的に、COD値が高いほど水中に多くの汚濁物質(汚れ)が含まれていると判断されます。
しかし、『VB1000』は、水とミネラルのみで構成されており、有機物は一切含まれていません。
にもかかわらずCOD値が検出されるのには『VB1000』が持つ極めて高い還元性(抗酸化能力)という理由があります。
還元性とは、物質が「酸化」を防ぐ力のことです。酸化とは、物質が酸素と反応して劣化する現象で、たとえば鉄が錆びたり、素材が傷んだりする反応を指します。還元性は、この酸化を抑える働きを持ち、物質を元の状態に戻したり、酸化反応を防いだりします。
『VB1000』の場合、この還元力が非常に強い特長があります。
この高い還元性があるため、COD測定時に使用される強力な酸化剤と反応し、見かけ上の酸素消費量が増加します。
これは、製品が有機物として環境を汚染しているわけではなく、むしろその優れた還元性による特別な現象です。
つまり、このCOD値は、『VB1000』が持つ優れた還元性という特性が、一般的なCOD測定方法に影響を与えた結果です。
ただし地域によって排水基準にCOD値の規制(例:公共用水域への排出基準COD 120mg/L以下など)が設けられている場合があります。
排水時には希釈などをしてCOD値を低下させるなどをして、適切な排水処理をお願いします。
Q
『VB1000』の化学物質リスクアセスメント管理は必要ですか?
A
いいえ、必要ありません。
『VB1000』は、労働安全衛生法でリスクアセスメントの実施が義務づけられている化学物質を一切含んでいないため、管理の対象外となります。
詳しくは資料請求からSDSの請求いただいてSDSの内容を確認ください。
Q
『VB1000』はVOC(揮発性有機化合物)規制に対応してますか?
A
はい、VOC規制に対応しています。
『VB1000』は、原料が水とミネラルのみで構成されていて、VOCを一切含んでいない為、排出は0でVOC規制に完全に対応しています。
