PFAS分解・処理技術について「期限」と「コスト」の問題

PFAS(有機フッ素化合物)規制が加速する中、多くの企業に「PFASをどう回収・浄化するか」という処理技術に注目されています。しかし、ここに、二つの大きな問題を含んでいます。

1.問題その1:EU規制「RO2」の時限付き認可の問題

現在、工業用洗浄剤など多くのPFAS用途は、EUのREACH規制においてRO2(特定用途での段階的禁止)が中心的な議論対象となっています。

  •  RO2は、代替品への移行期間として5年または12年といった猶予期間を設けますが、期間満了後にはPFASの使用自体が原則禁止となります。
  •  企業がコストをかけて最新のPFAS回収・浄化装置を導入しても、期限満了後はPFASの使用が禁止となるため、その処理設備への投資については設備投資の回収期間と規制期限の整合性が課題となる可能性があります。

2 問題その2:処理技術の技術的限界と規制の問題

回収・浄化技術が持つ、技術的な限界規制上の問題です。

  • 現状の先進技術では、PFASの回収率は99.9%以上とされています。しかし、ECHAではPFASは極めて低濃度でも影響が懸念される物質群として議論されていますしたがって99.9%以上の回収率では将来的に求められる管理水準がさらに厳格化される可能性も否定できません。

またPFASを回収したと言われる排水に対し、PFASが含まれていない事をどう証明するのかと言うのが大きな問題にもなります。

  • 製造プロセスにおいて PFASを使い続ける限り、広範な物質群への対応が求められるため、高額な多成分分析や当局への報告義務といった煩雑な管理が長期的に継続する可能性があります

『VB1000』の場合

PFAS回収・浄化技術は、上記のような問題を含んでいます

これに対し『VB1000』が提供するソリューションは極めてシンプルです。

  • 論理的優位性: PFASを原料段階から使用しない設計のため、RO2の時限的使用許可のリスク恒久的な管理コストのすべてを構造的に回避することが出来ます。
  • 工業用洗浄剤がRO2の指定、万が一RO3の指定になった場合においても「PFASを使わない」という単純で根本的な対策が、PFAS包括規制という強制力に対し、経済合理性の観点から有力な選択肢の一つとなります。