VB1000の洗浄メカニズム

VB1000は成分であるミネラルが特殊な電気エネルギーを有しています。その電気の力によりモノに対する吸着性が高く濡れ性が高くなっています。そのことが結果的にVB1000の表面張力を低くしています。

純水と比べて表面張力が25%低い

水の表面張力は72mN/m(25℃)
VB1000の表面張力は56mN/m(25℃)
しかないため細かい隙間まで浸透し、汚れを剥離します。

電気エネルギーにより浸透力が高い

洗浄効果

pH12という高いアルカリ性を生かしてアルカリ性の反対の性質である酸性汚れに高い洗浄効果を発揮します。

一般的にはpH12でアルカリ性が高いと 性質が強くなる=洗浄力が高くなる=手肌への影響が強まる と考えがちですが
VB1000は成分が水とミネラルのためpH12という高いアルカリ性がありながら手肌への影響はありません。

静電反発による剥離現象

またVB1000の持つ特殊な電気エネルギーによって斥力が発生し静電反発現象が生じます。
この静電反発現象を生かして素材表面を傷めない洗浄を行うことが出来ます。

洗浄力試験

試験方法

金属表面を金属研磨剤で研磨したものを各試料で10分間超音波洗浄を行い表面残渣をマイクロ天秤で測定

環境への影響

通常の脱脂にはアルコールやシンナーなどの有機溶剤か界面活性剤、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム水溶液)を使います。
何を脱脂するかによりますがVBの場合、水とミネラルのため素材を傷めず人間や環境に影響がありません。
有機溶剤で脱脂する場合は引火の危険性・廃液の処理・保管の問題が生じます。引火の可能性があるので、大量に保管するとなると消防法の絡みも出てきます。
界面活性剤、苛性ソーダは脱脂の後洗い流す必要があります。
有機溶剤は廃棄する場合に産廃として廃棄する必要があります。
界面活性剤や苛性ソーダを廃棄する場合、排水設備が必要になってくる場合もあります。

工業用洗浄剤として使用した場合のメリット

純水に比べ25%低い
表面張力による隙間への
入り込み性

pH12という
高いアルカリ値
※(財)日本食品分析センター調べ

電気エネルギーの
斥力による静電反発現象

この3つの効果による洗浄性能を誇ります